矯正歯科 orthodontics
小児矯正
口腔筋肉のトレーニング「MFT」で
原因を根本から改善
歯並びは遺伝的要素のほか、舌の位置や口呼吸など、お口の癖も大きく影響しています。
当院では、取り外し可能なマウスピース型の矯正装置の装着と並行して、「MFT」というお口まわりの筋肉のトレーニングを行っています。
指しゃぶりや口呼吸などの癖を早期に直し、MFTで舌を正しい位置に置く練習をすることで、顎の正しい成長を促し、整った歯並びとかみ合わせへと導きます。また、口呼吸から鼻呼吸に変わると、風邪をひきにくくなるなど全身の健康につながるというメリットも期待できます。さらに、小さな頃から矯正治療を始めると、将来的に抜歯をせずに永久歯の矯正治療ができる場合もあります。
小児矯正のメリット
☑顎の成長を利用して、抜歯せずに治療できる可能性が高まる
☑整った歯並びと適切なかみ合わせの土台を作ることができる
☑歯磨きがしやすくなるため、むし歯・歯周病の予防につながる
☑お口まわりの筋肉が鍛えられ、癖による歯並びの悪さを改善できる
☑永久歯が生えそろってから行う「Ⅱ期治療」が簡単になる場合がある
☑口呼吸から鼻呼吸に変わると、全身の健康にもつながる
治療を始める時期
「子どもの歯並びはいつから治療すればいいのか?」というご質問をよくいただきます。お子さまによって異なりますが、3歳児検診で「歯並びが気になる」と指摘されたら、そのタイミングで一度ご相談ください。
小児矯正治療は、6歳から小学校中学年くらいまでの「Ⅰ期治療」と、小学校高学年から中学生くらいまでの「Ⅱ期治療」に分かれています。当院では「Ⅰ期治療」を始める前の3歳頃から、お口の癖を治すトレーニングを行っています。
Ⅰ期治療
(6歳〜小学校中学年)
乳歯と永久歯が混在する時期に行います。
顎の成長を利用して歯の生えるスペースを作り、正しい歯並びとかみ合わせの土台を形成していきます。 Ⅰ期治療を行うことで、Ⅱ期治療が簡単になったり、不要になったりするケースもあります。
Ⅱ期治療
(小学校高学年〜中学生)
永久歯が生えそろってから行う治療です。
Ⅰ期治療で作った土台に、ブラケットとワイヤーを使って歯を動かしながらきれいに並べていきます。抜歯を行うことが多いですが、Ⅰ期治療の経過によっては抜歯をせずに済むかもしれません。また、症例によってはⅡ期治療から始めることをおすすめする場合もあります。
小児矯正の種類
当院おすすめ
機能的矯正装置「プレオルソ」
80年以上前から使われている「機能的顎矯正装置」の素材をリニューアルし、取り外し可能なマウスピースに改良した治療方法です。10歳くらいまでの骨の柔らかい時期に始めることで効果が出やすいといわれています。
メリット
- ・日中は取り外し可能
- ・食事やお手入れがしやすい
- ・金属アレルギーの心配がない
- ・既製品のため、比較的安価に矯正治療が可能
歯列矯正用咬合誘導装置「ムーシールド」
舌や唇など、お口まわりの筋肉をトレーニングして、かみ合わせを整えていくためのマウスピース型の装置です。下の歯が上の歯よりも前に出ている「反対咬合(受け口)」のお子さまに有効です。装置は家にいる時や就寝時に、毎日装着していただきます。
*完成物薬機法対象外の矯正歯科装置のため、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
床矯正
装置を使いながらお子さまの顎の成長を利用し、顎を広げて歯の並ぶスペースを作る治療方法です。
顎の成長が終わってしまうと、歯を並べるスペースを作るために多くのケースで抜歯をしますが、この治療をしておけば抜歯をせずに矯正できる可能性が高まります。さらに、装置は取り外し可能なので、お子さまの負担軽減につながります。
成人矯正
矯正治療は
何歳からでも始めることができます
最近では、大人の方の矯正治療が増えてきています。ワイヤーが目立つことに抵抗があるという方のために、目立たないタイプの矯正装置もご用意しています。
歯並びが整うと、長年の歯並びに対するコンプレックスが解消されるだけなく、歯磨きがしやすくなってむし歯や歯周病の予防にもつながります。また、かみ合わせが改善されて全身のバランスが整い、頭痛や肩こりがなくなることもあります。
成人矯正のメリット
☑歯磨きしやすくなるため、むし歯や歯周病の予防につながる
☑小児矯正と違い自分の意志で行うため最後まで治療のモチベーションが続く
☑歯並びに対するコンプレックスが解消され、前向きになれる
☑かみ合わせが整い、顎関節症・頭痛・肩こりなどが改善することがある
成人矯正の種類
マウスピース型矯正装置(インビザライン)
透明な素材でできたマウスピース型の矯正装置です。
「インビザライン」は、装着していることが気づかれにくく、ワイヤー矯正のように周囲の視線が気にならないことが特徴です。頻繁に通院する必要がないので、お忙しい方にもおすすめの治療法です。
装置は患者さんのお口や歯の状態に合わせて製作するので、装着中の違和感は少なく、お口の中が傷ついたり、会話がしにくくなるようなこともありません。また、金属は一切使用していないので、金属アレルギーの心配もありません。
さらに自由に取り外せるので、簡単に洗浄することができ、いつも清潔に保てます。そして食事や歯磨きもいつも通りに行えます。
透明なブラケット矯正
歯に装着する「ブラケット」を透明にして、さらにそこに通すワイヤーも歯になじむ白色に変更することができます。
歯を動かす力が強いワイヤー矯正でありながら、矯正装置が目立ちにくいのがメリットです。幅広い症例に使用でき、的確に歯を動かすことができます。
部分矯正
一部の歯並びだけを矯正する治療方法です。前歯の隙間やちょっとした乱れなどを整えることができます。全体の矯正治療に比べて治療期間や費用は抑えられますが、すべての症例に適用できるわけではありません。お口全体のかみ合わせやバランスを慎重に考慮して行います。
舌側矯正歯科装置を用いた治療
歯の舌側(裏側)に矯正装置を付ける治療方法です。装置が表から見えないために矯正していることを人に気づかれにくく、一般的な表側に装着する矯正装置と同様の効果が期待できるというメリットがあります。ただし、舌が矯正装置に当たりやすいので、慣れるまでに多少時間がかかる場合があります。当院では、歯の形に合わせてオーダーメイドで製作する「WIN」と呼ばれる矯正装置を使用します。
また、上の歯は舌側、下の歯は表側に矯正装置を付ける「ハーフリンガル」と呼ばれる方法もあります。
矯正治療の流れ
STEP1 カウンセリング
お悩みやご希望をおうかがいしたうえで、考えられる治療方法のご提案と、それぞれのメリット・デメリットをお話しします。治療期間や費用などもご説明して、治療をご希望の方は精密検査へとご案内します。
STEP2 精密検査
歯や顎だけでなく頭部まで撮影できるレントゲン「セファログラム」を使い、お顔全体のバランスを調べていきます。口腔内の健康状態も確認し、むし歯や歯周病などのトラブルが見つかった場合は、先にその治療を行います。口内環境が整ったら矯正治療をスタートします。
■ レントゲン撮影
■ 口腔内検査
■ 口腔内写真撮影・顔面写真撮影・歯型模型
STEP3 治療計画のご提案
カウンセリングと検査結果をもとに、治療計画をご提案します。
治療方法や治療期間、費用なども含めてご納得いただけましたら、次回より治療をスタートします。疑問やご不安なことがありましたら、どんな小さなことでも結構ですのでお気軽にご相談ください。
STEP4 治療開始
1ヶ月に1回程度ご来院いただき、装置の調整を行います。
歯の動くスピードには個人差があるため、治療期間は患者さまによって異なります。
STEP5 保定
歯の移動が終わったら、元の位置に後戻りしないように「リテーナー」と呼ばれる保定装置を装着して、整えた歯並びを定着させます。保定期間にも個人差がありますが、最初は1ヶ月後、その後約3〜6ヶ月に1回程度ご来院いただき、経過観察を行います。
STEP6 メンテナンス・定期検診
矯正治療が完了した後も、きれいに整ったお口の健康を保てるよう、メンテナンスと定期検診を続けていきましょう。
料金表
内容 | 価格(税別) |
精密検査·診断料 | ¥0 |
機能的矯正装置(プレオルソ) | ¥30,000 |
マウスピース型矯正装置(インビザライン) | ¥750,000 |
透明セラミックブラケット使用による治療
内容 | 価格(税別) |
矯正装置代金 | ¥650,000 |
調整料(1ヶ月に一回) | ¥4,000/回 |
保定装置代 | ¥50,000 |
※お口の中の状態に応じて金額が変わる可能性がございます。予めご了承ください。
お支払い方法
自由診療のお支払いに、クレジットカードとデンタルローンがご利用いただけます。