歯周病 periodontal
歯周病は、
歯を失う原因１位！
全身疾患を引き起こす
リスクがある病気です
歯周病セルフチェック
歯ぐきが赤い、赤黒っぽく変色している
歯と歯の間の歯肉が丸くなっている
疲れてくると歯ぐきが腫れる
歯ぐきがむずがゆい
歯と歯の間の隙間が空いてきた
歯が伸びてきた
歯磨きをするたびに血がでる
歯ぐきがやわらかくてブヨブヨしている
起床時に口の中がネバネバしている
歯と歯の間に食べ物が詰まるようになった
口臭を感じる、口臭を指摘された
歯がグラグラ動く
硬い食べ物が食べにくい
歯ぐきを押すと膿がでる
歯の根っこが出てきた
歯周病は、初期段階では見た目でも判断しづらく、痛みなどの自覚症状がありません。
「赤く腫れている」「歯磨き中に血が出る」などの症状に気づいたときには、歯周病がすでに進行しているのです。
さらに悪化すると、「口臭」「歯が動く」など、明らかな異常を感じるようになり、症状を改善するには時間がかかります。
少しでも歯周病かもしれないと思った方、歯科医院に行っていない期間が長い方は、まずは歯科医院へ検診に行きましょう。
歯周病が引き起こすこと
歯を支えている骨（歯槽骨）が溶ける
歯周病の原因となる細菌は空気を嫌い、歯と歯ぐきの間にできた歯周ポケット内に潜り込んでいきます。
細菌が増え続けると、歯ぐきの炎症が起こります。やがて、顎の骨の細胞が破壊され、歯槽骨が溶かされて歯がグラつくようになります。
命にかかわる全身疾患のリスクが上がる
歯周病は、お口の中だけでなく全身疾患を引き起こす原因です。脳血管疾患、糖尿病、心疾患、誤嚥性肺炎、骨粗しょう症、早産、低体重児出産、認知症などと関連があります。 歯周病の原因となる細菌や炎症物質が、血管に入り込み、全身に行き渡ることで発生します。
口臭の原因になる
口臭を気にしている人は老若男女の約8割といわれ、「お口の中」または「内臓」に問題があります。
特に歯周病が原因の場合は、歯に大量の歯垢が取り残されていることや、歯ぐきからの出血や膿が口臭を引き起こします。
歯周病治療の流れ
カウンセリング
お口のお悩みについてゆっくりお話をお伺いします。
検査結果を基に、病状や治療方法をくわしく説明、提案いたします。
歯周基本治療
ブラッシング指導
歯周治療は、患者さん自身が毎日行う歯磨きが鍵を握っています。歯並びや歯ぐきの状態に合わせて、歯科衛生士がお一人お一人に適切な歯ブラシやフロス、歯間ブラシ等を使った効果的なお手入れ方法を指導します。
スケーリング
超音波スケーラーや手用スケーラーなどの専用の器具を用いて、プラークや歯石だけを歯や歯ぐきを傷つけずに除去します。
ルートプレーニング スケーリングでは除去できない、歯の根っこに蓄積されたプラークや歯石を除去します。
器具は複数の種類があり、根っこの形状に適したものを選択し、強固に付着した歯石やプラークを取り除き根っこの表面を滑らかにします。
歯周病を予防しよう
適切なブラッシング
歯周病予防で重要なのは歯磨きによる「セルフケア」です。
歯周病治療をスタートしても、歯ブラシでプラークをなるべく取り除く「プラークコントロール」が中心となるのです。歯周病が初期段階であれば、適切なブラッシングを行うだけでも改善が期待できます。当院では、お一人お一人のお口に適した歯磨き粉や歯ブラシ、ブラッシング方法を指導しております。また、フロスや糸ようじ、歯間ブラシなど、＋αのケアグッズも取り入れましょう。
歯科医院でのメンテナンス
ご自身のお口の健康を守るためには、セルフケアだけでなく歯科医院での取り組みも同時に行っていきましょう。
理由は、どんなに上手な人でもブラッシングだけでは、100％の汚れやプラークを取り除くのはできないからです。
そこで、歯科医院に数カ月に1回は、専用の機械により歯垢や歯石を落とすことが大切です。
また、プロの目でお口の中を定期的に診てもらえれば、自分では気が付かない初期のむし歯や歯周病を早期発見でき、大切な歯を守ることにつながります。
禁煙
タバコを吸っている人は、ヤニやニコチンによる血管収縮の作用で歯周病のリスクが高くなります。
さらに、歯周病治療をせっかく受けても、治りが悪いことが分かっています。歯周病治療をする方や予備軍の方は、これを期に禁煙しましょう。実際に歯周病にかかってから禁煙した人は治療の経過が良好で、禁煙ができなかった人は再発することが多いです。喫煙は、歯周病への悪影響だけではなく、全身の病気への抵抗力も落ちます。意志を強くもち、健康のために禁煙しましょう。